クイックスタート
Kova を Claude Code から使うためのガイドです。kova init でセットアップし、claude を起動して、「Base Sepolia で 0.001 ETH 送って」のように自然言語で頼むだけでウォレット操作ができます。
ターミナルから直接コマンドを叩く方法は、後半のターミナルから直接 Kova を操作する で紹介します。
本番ネットでの送金は絶対に最初に行わないでください。 必ず Base Sepolia(テストネット) で挙動を確認してから本番ネットへ進みます。
このガイドで体験できること
kova initでウォレット・支払いルール・エージェントキー・スキルを一括セットアップするclaudeを起動し、Claude Code から Kova を使えるようにする- Claude Code に自然言語で頼んで、Base Sepolia の残高確認と送金を実行する
前提条件
claude(Claude Code CLI)が PATH 上にある — このガイドは Claude Code から Kova を使う前提です- インストール が完了し、
kova --helpが動作する - ターミナルが TTY であること(
kova initは対話プロンプトで進むため、CI 等の非 TTY 環境ではINTERACTIVE_INPUT_REQUIREDでブロックされます)
Step 1: kova init でセットアップする
kova init は対話形式の 4 ステップで、これ 1 コマンドでオンボーディングが完結します。
kova init| ステップ | 内容 |
|---|---|
| Step 1/4 | アカウント作成(パスフレーズで暗号化されたアカウントを作成 + 復旧フレーズの確認) |
| Step 2/4 | 支払いルール(制限なしで自動設定。後から kova policy update で変更可能) |
| Step 3/4 | AI 接続設定(Claude Code / Codex 用のエージェントキーを発行) |
| Step 4/4 | 拡張機能のインストール(スキル / プラグイン) |
Step 3/4 でエージェントキーが発行され、~/.kova/config.json に保存されます。Step 4/4 では Kova の基本スキル(残高確認・送金・設定など)が ~/.claude/skills/ にインストールされ、これで Claude Code が Kova を使えるようになります。
完了すると、ウォレットに紐づく全チェーンのアドレスが表示されます。
initについてkova initは Step 3/4 で内部的に AI 接続設定(エージェントキー発行)まで実行するため、別途コマンドを叩く必要はありません。既存のウォレットにエージェントアクセスを再設定したい場合はkova key rotateを使います。
Step 2: claude を起動する
普段どおり claude を起動するだけです。kova init で発行したエージェントキーは ~/.kova/ に保存されており、Claude Code 内から呼ばれる kova が自動的にそれを使います。
claudeStep 3: Claude Code に残高を聞く
Claude Code のセッション内で、自然言語で頼みます。
Base Sepolia の残高を確認してClaude Code は check-balance スキル経由で kova balance を実行し、対応する全チェーンの残高サマリーを返します。まだ資金を入れていないので残高は 0 です。次の Step で faucet から入れます。
Step 4: アドレスにテストネット資金を入れる
kova init の完了画面に表示されたアドレス(または後述の kova wallet info)に、Base Sepolia の faucet から資金を入れます。
- ETH faucet: https://www.alchemy.com/faucets/base-sepolia
- USDC faucet: https://faucet.circle.com/ (Base Sepolia を選択)
Step 5: Claude Code に送金を頼む
資金が入ったら、Claude Code に送金を頼みます。
Base Sepolia で 0.001 ETH を 0x742d35Cc6634C0532925a3b844Bc9e7595f0bEb に送ってClaude Code は send-tokens スキル経由で kova send を実行します。kova send はデフォルトで dry-run(シミュレーション)なので、内容を確認してから実送信(broadcast)へ進めます。送金は Step 1 で設定した支払いルール(ポリシー)に基づいて自動的に gate されます。
ポリシーで許可されていない操作(許可外チェーン・上限超過など)は、ここでブロックされます。
kova policy updateでルールを調整できます。
Step 6: 本番ネット(Base メインネット)に進む
Base Sepolia で挙動を確認できたら、base(Base メインネット)に切り替えて同じ手順で送金できます。本番ネットでは:
- 支払いルールの
allowed_chainsにeip155:8453(Base メインネット)が含まれていることを確認する max_value/spending_limitなどの上限が本番ネットで意味のある値か再確認する- 必要なら
kova policy updateで更新する
ターミナルから直接 Kova を操作する
Claude Code を介さず、ターミナルから kova を直接叩くこともできます(スクリプト・CI・手動での確認向け)。Step 3〜5 と同じことを CLI で実行する例です。
--chain は必須です(省略できません)。TTY で実行すると人間向けの整形表示、パイプやリダイレクト・非対話環境では JSON が返ります。
残高を確認する
kova balance は引数なしで、対応する全チェーン・全トークンの残高をまとめて表示します。
kova balance送金する(dry-run)
send はデフォルトで dry-run です。--broadcast を付けない限り実トランザクションは送信されません。--name(アカウント名)と --chain は必須です。
kova send --name default \
--to 0x742d35Cc6634C0532925a3b844Bc9e7595f0bEb \
--amount 0.001 \
--chain base-sepolia送金する(broadcast)
dry-run で内容を確認したら --broadcast を付けて実送信します。Step 1 で設定したパスフレーズの入力が求められます。
kova send --name default \
--to 0x742d35Cc6634C0532925a3b844Bc9e7595f0bEb \
--amount 0.001 \
--chain base-sepolia \
--broadcast送受信の詳細は 送る・受け取る を参照してください。
トラブルシューティング
Claude Code が Kova のスキルを認識しない
kova init の Step 4/4 でスキルがインストールされなかった可能性があります。インストール済みスキルを確認し、必要なら再インストールします。
kova skills list
kova skills install basebase は Kova の基本スキル(残高確認・送金・設定など)の repo エイリアスです。kova skills list で他のエイリアスも確認できます。
エージェント経由の操作が CREDENTIAL_REQUIRED 等で失敗する
エージェントキーが未設定の状態です。状態を確認し、必要なら再設定します。
# 状態確認
kova status
# 既存ウォレットのエージェントキーを再発行する
kova key rotate全チェーンアドレスを確認したい
kova wallet infoウォレットに紐づく全チェーンのアドレスを表示します。
次のステップ
- Kova とは — 設計思想と全体像
- AI エージェント統合 — スキル経由で Kova を使う仕組み
kova policyリファレンス — 支払いルールの設定- CLI コマンド一覧 — 全コマンドのリファレンス