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Core Conceptsチェーンとトークン

Chains and Tokens

Kovaは、9つのブロックチェーンと複数のERC-20トークンをサポートしています。1つのウォレットから全チェーンにアクセスでき、チェーンごとに異なるトークンを使用できます。

システムアーキテクチャにおける位置づけ

Chains and Tokensは、Kovaの決済基盤において、マルチチェーン対応を実現する重要な要素です。

Kova アーキテクチャ ├── 決済基盤 │ ├── Wallet Interface (OWS) │ ├── マルチチェーン対応 ← このドキュメントが対象 │ └── PolicyEngine ├── 外部サービス統合 │ └── オンランプ/オフランプ(将来) └── ユーティリティ ├── 会計監査ツール(将来) └── 管理機能GUI(将来)

マルチチェーン対応により、Kovaは複数のブロックチェーンネットワークを透過的に扱えます。1つのウォレットから、Ethereum、Base、Polygon等の9つのチェーンにアクセスし、各チェーンでサポートされているトークン(ネイティブトークンおよびERC-20トークン)を送受信できます。

サポートされているチェーン

Kovaは、以下の9つのチェーンをサポートしています:

メインネット(本番環境)

チェーンCAIP-2 IDChain IDネイティブトークンBlock Explorer
Ethereumeip155:11ETHhttps://etherscan.io 
Baseeip155:84538453ETHhttps://basescan.org 
Polygoneip155:137137POLhttps://polygonscan.com 
Arbitrumeip155:4216142161ETHhttps://arbiscan.io 
Optimismeip155:1010ETHhttps://optimistic.etherscan.io 

テストネット(開発環境)

チェーンCAIP-2 IDChain IDネイティブトークンBlock Explorer
Sepoliaeip155:1115511111155111ETHhttps://sepolia.etherscan.io 
Base Sepoliaeip155:8453284532ETHhttps://sepolia.basescan.org 
Polygon Amoyeip155:8000280002POLhttps://amoy.polygonscan.com 
Holeskyeip155:1700017000ETHhttps://holesky.etherscan.io 

CAIP-2形式とは

CAIP-2は、Chain Agnostic Improvement Proposal #2の略で、ブロックチェーンを一意に識別するための標準規格です。

形式: <namespace>:<reference>

例:

  • eip155:1 - Ethereum Mainnet
  • eip155:8453 - Base

Kovaでは、チェーンをCAIP-2形式またはチェーン名(base, ethereum, polygon等)で指定できます。

ネイティブトークンとERC-20トークン

ネイティブトークン

各チェーンには、ネイティブトークン(ガス代の支払いに使用される基軸トークン)があります:

  • Ethereum、Base、Arbitrum、Optimism: ETH
  • Polygon: POL (旧MATIC)

ネイティブトークンは、全チェーン残高サマリーの中に含まれています:

# 全チェーンの残高確認(native / USDC / USDT / JPYC 等を一覧表示) kova balance

ERC-20トークン

ERC-20は、Ethereum系チェーンで使用されるトークン標準です。Kovaは、各チェーンで以下のERC-20トークンをサポートしています:

Ethereum Mainnet (eip155:1)

トークンコントラクトアドレスDecimals
USDC0xA0b86991c6218b36c1d19D4a2e9Eb0cE3606eB486
USDT0xdAC17F958D2ee523a2206206994597C13D831ec76
JPYC0x2370f9d504c7a6E775bf6E14B3F12846b594cD5318

Base (eip155:8453)

トークンコントラクトアドレスDecimals
USDC0x833589fCD6eDb6E08f4c7C32D4f71b54bdA029136
USDbC0xd9aAEc86B65D86f6A7B5B1b0c42FFA531710b6CA6

Polygon (eip155:137)

トークンコントラクトアドレスDecimals
USDC0x3c499c542cEF5E3811e1192ce70d8cC03d5c33596
USDT0xc2132D05D31c914a87C6611C10748AEb04B58e8F6
JPYC0x6AE7Dfc73E0dDE2aa99ac063DcF7e8A63265108c18

Arbitrum (eip155:42161)

トークンコントラクトアドレスDecimals
USDC0xaf88d065e77c8cC2239327C5EDb3A432268e58316
USDC.e0xFF970A61A04b1cA14834A43f5dE4533eBDDB5CC86
USDT0xFd086bC7CD5C481DCC9C85ebE478A1C0b69FCbb96

Optimism (eip155:10)

トークンコントラクトアドレスDecimals
USDC0x0b2C639c533813f4Aa9D7837CAf62653d097Ff856
USDC.e0x7F5c764cBc14f9669B88837ca1490cCa17c316076
USDT0x94b008aA00579c1307B0EF2c499aD98a8ce58e586

テストネット

テストネットでは、主にUSDCとJPYCが利用可能です。詳細はReference: Supported Tokensを参照してください。

トークンの指定方法

ERC-20トークンを指定するには、--tokenオプションでトークンシンボルを指定します:

# 全チェーンの残高確認(USDC を含む) kova balance # USDC送金 kova send --name my-wallet --to 0x742d35Cc6634C0532925a3b844Bc9e7595f0bEb --amount 10 --chain base --token USDC --broadcast

カスタムRPC URL設定

デフォルトのRPC URLを変更したい場合は、kova configコマンドを使用します:

# カスタムRPC URLを設定 kova config set rpc.base https://custom-rpc.example.com # 設定確認 (出力中の rpc.base 行を読む) kova config list

カスタムRPC URLは、以下の場合に有用です:

  • レート制限を回避したい
  • プライベートノードを使用したい
  • 低レイテンシのRPCプロバイダーを使用したい

チェーンの指定について

--chain オプションは send / swap など送金・書き込み系コマンドで必須です。balance は引数なしで全チェーンの残高を一覧表示します:

# 全チェーンの残高確認 kova balance

マルチチェーン運用のベストプラクティス

複数のチェーンを扱う際の推奨事項:

  1. テストネットで検証 - 本番環境での送金前に、必ずテストネット(Sepolia、Base Sepolia等)で動作確認
  2. チェーンとトークンの確認 - 送金前に、チェーンとトークンの組み合わせが正しいか確認
  3. ガス代の準備 - ERC-20トークンを送金する場合でも、ガス代としてネイティブトークン(ETH、POL)が必要
  4. ブリッジの活用 - 異なるチェーン間でトークンを移動する場合は、公式ブリッジを使用

詳細なマルチチェーン運用については、Guides: Multi-Chain Operationsを参照してください。

次のステップ

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